渡るカラス:壁打ち虚無日記

現代には珍しい?ネット初心者。忘れっぽい自分こそ、日記を書くべきであると思うので始めました。読んでもらったとしてもただ時間が潰れるだけのブログだと思われます。勘弁してください。

渡るカラスなどとのたまっていますが、どちらかというと引きこもっているタイプです。 忘れっぽいというのは本当で、日々消えていく自分自身を現世につなぎ留めておくために日記書いてます。時の流れは恐ろしいもので、気が付いた時には自分の意識だけが時の流れに取り残されていく。いつまでも自分の頭の中に現在の自分を住まわせて置き続けられるほど優秀な脳みそではないので外部に自分を移植しておくことにしました。 ただ日記書くだけでは確実に三日坊主になるので、少しでも他人の目を感じられるネット上で日記を書き始めました。 私はネットも文章も初心者なので、読者が得るものは何もないとは思いますが、パノプティコンの監視員としてご協力願います。(どちらかというとシノプティコンでしょうか?) 

セルフの行先は食い逃げのパノプティコンなのかもしれない

5月12日

 当初と比べて読破ペースは落ちたものの着実にトイレ文庫の読了が進行しており、厠本棚撲滅へ向けての光明が見え始めている。

 先月末からトイレには本の代わりに雑誌を置くようにしたのだが、想像よりも雑誌の消費スピードが速く、またそもそも購読している雑誌が少ないこともあって均衡のとれた需給バランスが形成されつつあるように思える。

 今まではトイレにある紙と言えば本だったが、いよいよトイレットペーパーの占める割合が高まってきているのだ。

 ふと、トイレにこもるゲームがあったらおもしろそうだなと思いつく。

 もうあるか。

 

ガスト:から好の唐揚げ

 久々にガストで唐揚げでも食べるか。

 そう思って昼に最寄りのガストへ出かけたのだが、メニューを見てみるといつも頼んでいたゴマニンニクたれの唐揚げが無くなっていた。

 無くなっちゃったか。一番好きだったのに。

 思えばゴマニンニク味はなぜか定食にラインナップされていなかったりと、前々から他の味付けと比べてどことなく扱いが少々雑だったな。

 ご飯と唐揚げをわざわざ単品で注文して、席でからあげ丼を錬成していたことを思い出す。

 なんだかなぁ。そんなに人気なかったのか、あれ。

 これはニンニク属性の食べ物の宿命だが、多分匂いが良くなかったんだな。

 

 唐揚げが無いとなればもちろん、何か他のメニューを注文せねばならないという事である。正直なところ、自分の中ではガストと言えば唐揚げ屋さんみたいな印象になり果てていて、ここ最近は他のメニューに見向きもしていなかった。

 やはり本来ガストと言えばチーズインハンバーグだろうか?

 そう思ってメニューを開いてみたが、正直予算オーバーだった。単品ならいざ知らず、セットでごはんやら何やらをつけようと思うと結局1000円は超えてくる。

 うーん。今日の夜は別のファミレスに行く予定があるから1000円以下に抑えたいなぁ。

 しかしながらここ最近のファミレスにおいては、ドリンクバー+一品で1000円以下に抑えることが難しくなってきている。(平日ランチとかは別。今日は日曜ですからね。)

 致し方ないのでドリンクバーはあきらめ、ミートソース的なスパゲテーを単品で注文した。

 

セルフ

 しばらくすると例のネコ型ロボによりスパゲテーは配膳されてきた。

 このシステム別に悪くは無いんだけど、料理が来るたびに席から立たないといけないのは少し面倒くさいな。

 見たところレジもセルフらしい。よくよく考えてみればそもそもドリンクバーだってセルフだ。

 セルフと言えば、最近はどこのスーパーにもセルフレジが設置されている。

 それを使う時に思うのだが、ガソリンはセルフ給油だと少し安くなるのにレジはセルフでやっても安くならないんかいと。

 せめてレジ袋を無料にするとか、そんな特典があってもいいんじゃないかなって思うのだけど。

 

 何もかもがセルフになっていくんだな。

 飲食業の根幹である調理を客に委ねる業態はすでに存在する。しゃぶしゃぶや焼き肉で店が提供するのは料理ではなく食材と調理器具だ。

 もしかすると、そのうち冷凍食品を自分でレンチンする無人の飲食店なんかも出てくるのかもしれない。

 

 よくよく考えてみれば、ここ最近のファミレスは一切店員と顔を合わせなくとも用事が住んでしまうのである。

 配膳ロボやセルフレジ、卓上注文パネル等が設置されているファミレスにおいては、バッシングやバーの補充くらいでしかフロアでスタッフを見かけない。

 そのような店では入店時にレジ横のタッチパネルが示す席へ着席し、卓上のタッチパネルで注文し、ドリンクやおしぼりは自分で取りに行く。料理は猫が運んできて空き皿も猫が回収する。そして会計はセルフレジ。

 ファミレスと自分との間には誰もおらず、あるのは機械だけだ。

 

 無人飲食店を想定すると、牛丼屋のようにバッシングすらセルフ化(席の拭き上げもセルフという事)してしまえば最悪1人で数店舗をカメラ等のセンサーで監視し、食い逃げ対策をするだけで運営することが可能だ。経済至上と人手不足の不和に喘ぐ現代にマッチするではないか。

 1人でとは言わずとも、たとえば清掃・監視・補充などの役割を持った数名のチームがある地域内の数店舗を一手に担うことは十分考えられるのではないか。

 

 最小の人員で最大の成果を得る。

 飲食業の今後は食い逃げのパノプティコンなのかもしれない。

 そう遠くないいつの日か、このような方式で運営されるすかいらーくの新ブランド「ベンサム」が登場するとも限らない。

 

corvuscorax