渡るカラス:壁打ち虚無日記

現代には珍しい?ネット初心者。忘れっぽい自分こそ、日記を書くべきであると思うので始めました。読んでもらったとしてもただ時間が潰れるだけのブログだと思われます。勘弁してください。

渡るカラスなどとのたまっていますが、どちらかというと引きこもっているタイプです。 忘れっぽいというのは本当で、日々消えていく自分自身を現世につなぎ留めておくために日記書いてます。時の流れは恐ろしいもので、気が付いた時には自分の意識だけが時の流れに取り残されていく。いつまでも自分の頭の中に現在の自分を住まわせて置き続けられるほど優秀な脳みそではないので外部に自分を移植しておくことにしました。 ただ日記書くだけでは確実に三日坊主になるので、少しでも他人の目を感じられるネット上で日記を書き始めました。 私はネットも文章も初心者なので、読者が得るものは何もないとは思いますが、パノプティコンの監視員としてご協力願います。(どちらかというとシノプティコンでしょうか?) 

決して書くことが無かったわけではないという事

8月2日

 

 この7月は色々あった。

 もちろん前から騒いでいた引っ越しについて言っているわけだが、そもそも僕のようなうっかり人間が引っ越しなどという高等な行為を行おうと企んだところですんなりことが運ぶはずも無く、引っ越しが一応済んだ今に至って問題は山積されたまま自分の足にまとわりついている。

 ただ問題だらけとはいえ一応引っ越しが終わり、一定の余裕が出来たのでしばらくぶりに日記を書かねばと思い立った。

 記録を見返してみれば7月には1記事しか投稿していないありさまであり、4月に「これからの日記は自由なペースで」とは言いはしたものの「さすがにこれは更新しなさすぎだろう」と思って今日の日記を書き始めた。日記については流石にもう少しマメに書いていくことにしよう。

 

今回の引っ越しで巻き起こった種々の出来事

 僕がどのようにして今回の引っ越しに臨み、そして何が起きたのかを書く。

 

 引っ越しの1カ月半前、「何はともあれ、まずは退去でしょ。」ということで7月末で退去する旨を管理会社に伝えた。これで後戻りはできなくなり、退去日までに電気ガス水道ネットを止めて、部屋の中身を空にしなくてはならないことが確定した。

 

 引っ越しをするにあたって新居の準備をせねばならないことは容易に想像できる。今回の引っ越し先は現在倉庫として使用されている旧実家(?)である。

 この建物の使用許可は、持ち主であり倉庫として利用している張本人である私の父親から数カ月前に取り付けてある。ここの掃除をしようということで7月頭にこの建物へ出入りしていたのだが、どう見ても数カ月前から荷物が一切減っていないことが気になった。とはいえ勝手にものを動かすわけにもいかないので、ひとまずものが置かれていない部分を掃除して父に伺いをたてたが「とりあえず、物がないところを掃除せよ。」ということなのでこれ以上掃除を進めることはできなくなった。

 これは7月上旬の話だ。

 

 上記の「とりあえず清掃」が終了後、引っ越しの手配をしようということで引っ越し業者に連絡して見積もりを取る。どうやら10万円くらいで行けるらしいので引っ越し日を退去日の3日前(よくみたら5日前だった)に設定して契約した。

 引っ越し業者を決定して契約した事によって新居の準備期限が決まった。この日までに新居を片付けて居住可能な状態にしなければならないということだ。約半月しかない。ところで、新居の清掃はもちろんだが旧居の片付けも急務ではある。荷造り用貰った段ボールへ、少しずつ物を詰めていった。

 

 7月中旬、退去の2週間前くらいに水道等の停止やら解約やらの手続きを済ませて、引っ越しと退去立会に備える存在になったところである知らせが舞い込む。知らせの発信元は父。何事かといえば「僕が借りる予定だった建物に置いてある資材を運び出すのは不可能である。」とのことだった。

 これが今回の引っ越しにおけるファーストインパクトである。引っ越しのさなかに引っ越し先が無くなってしまった形だ。

 なんか嫌な予感はしていたのだが、本当にこうなるとは。いくら使わせてもらう立場とはいえ、引っ越しの2週間前にそんなこと言われても困る。どうしろってんだ。

 とにかく物は搬出しなければ退去立会に間に合わないということで、引っ越し業者はキャンセルしなかった。とにかくものだけ運んでもらえればそれでいい。幸い家財を仮置きできるくらいのスペースは開いていたので、そこに荷物を詰め込んでもらうことにした。

 さらにもう一つ問題だったのはネットの工事である。この建物で使うことが出来るということで先月契約していた光回線の工事予定日が目前に迫っており、ネットから工事を中止できる期限をゆうに越えていた。念のため電話にて延期できるかどうかを尋ねたところ、可能と言うことだったので工事は延期した。

 しかし、ここに住むことが出来ないということは延期をしても意味がないということである。なんかしらの手続きをもって、工事の住所を変更しなければなるまい。

 いっそ中止してはどうかという意見もあるが、今回の光回線は携帯電話とセットで加入して少なくない割引がかかっている。ここでキャンセルとなった場合、違約金とか割引除外とかになってしまうのではないか?

 それを考えると一思いに工事を中止するという判断はできないのであった。

 

 そして数日後「叔父の持ち物であるアパートが開くから。」という連絡が入る。本来済む予定だった建物からは車で5分ほどの場所にあるアパートだ。

 しかし、その部屋が開くのは業者による引っ越し予定日の4日後らしい。

 とにかく新住居は何とか決定しそうだということで、問題は引っ越し後の4日間をどう乗り切るかということに切り替わった。

 

 7月下旬。いよいよ引っ越し日が迫り、必需品の類も少しづつ箱詰めを進めていた最中の話になる。

 引っ越しまであと2日となった7月のある日、急に汗をかかなくなった。本来は常軌を逸した汗かきであるはずの僕であるが、外の気温は35度越えの猛暑日であるにも関わらず、外に出ても全くと言っていいほど汗が出ない。

 これは何かがおかしいということで熱を測ってみると39度。なるほどね。

 病院に行き、検査を受けてみるとコロナに感染していた。これが今回の引っ越しにおけるセカンドインパクトである。

 結局そこから荷造りは進まず、引っ越しの立会も自分には難しいという状況になった。引っ越し業者に連絡してみたが、このタイミングだとキャンセル扱いになる為3割の違約金がかかるとの事。つまり3万も払って段ボールを15個買う羽目になってしまう。「そんなのって無いよ」と思いはしたが向こうも商売、病気だからといって直前のキャンセルがまかり通ってしまえば上がったりなのであろう。

 どうしようかと思っていたが、何とか親切な友人を見つけて立会はお願いすることが出来た。

 業者による引っ越し自体は何とか遂行できるとして、問題は荷造りしきることが出来なかった物たちをどう運ぶのかということであるが、今回は僕のスケジューリング能力の欠如が功を奏して引っ越しから退去日まで5日のタイムラグがある。この5日間の間にコロナを完治し、残った荷物を運び出そうという企みで落ち着いた。

 ところが、コロナが全然治らない。(というか、発症から2週経過した今に至ってもいまだに咳は止まらない。流石に熱は下がったが、ひょっとすると別の風邪に罹患したのかもしれない。)このままでは退去日に引っ越しが間に合わないので、多少の体調不良には目をつむって引っ越し作業を強行することにした。一時期40度を超えていた熱が38℃まで落ち着き相対的に体調は良く思えていた退去日前々日に、車を走らせて残りの荷物を詰め込んだが入りきらなかった。もう1往復(+4時間)である。

 結果、退去日前日(引っ越し翌日)に体調不良がぶり返した。熱こそ出なかったが、とてつもない頭痛に襲われてとても立っていられるような状態ではなくなってしまったのである。その日は1日床に臥して過ごした。しかし、無理したかいあって荷物はすべて運びきることができた。あとは翌日に何とか退去の立会をすれば退去は完了である。

 翌日朝、熱も引いて体調は改善しているように感じた僕は、退去の立会を済ませて件の新居へ向かった。とりあえず中を見させてもらったが、床面積はもともと越す予定だった建物のおおよそ2/3程度であり、また日中にも関わらず薄暗い。というのも、窓を開けると約10cmほどの距離に別の建物の壁が迫っており、とてもではないが「採光は最高」などと言えるものではない。壁は薄く、隣の部屋のテレビの音が貫通して聞こえてきていた。

 もちろん住む場所を提供してくれるという点ではありがたいのだが、その建物は不動産情報サイトには掲載されておらず、どのような管理をしているかも不透明な建物であった。こんなことなら最初から自分で家探しをして準備をしておくべきだったなぁと後悔するにはすでに遅すぎるが、とりあえず引っ越しだけは何とか済ませなければならないことは確かである。新たに提案された部屋については自分自身で運んできた荷物の仮置き場として活用させていただくことにした。

 

 そして現在。実家の二階を占拠し、こうして日記を書いているというわけである。

 この後はとにかく風邪を治して、新居を決定して本当の意味で引っ越しを完了したいところである。

 この日記は7月31日の夜に書き始めたのだが、日記を書くことが久々過ぎて戸惑ってしまって結局本日投稿することになった。冒頭にも書いたが、もう少し日記の更新ペースを上げていかねばならないと感じている。また、マイクを設置したので音声記録を本日から取り始めることにした。

 

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