渡るカラス:壁打ち虚無日記

現代には珍しい?ネット初心者。忘れっぽい自分こそ、日記を書くべきであると思うので始めました。読んでもらったとしてもただ時間が潰れるだけのブログだと思われます。勘弁してください。

渡るカラスなどとのたまっていますが、どちらかというと引きこもっているタイプです。 忘れっぽいというのは本当で、日々消えていく自分自身を現世につなぎ留めておくために日記書いてます。時の流れは恐ろしいもので、気が付いた時には自分の意識だけが時の流れに取り残されていく。いつまでも自分の頭の中に現在の自分を住まわせて置き続けられるほど優秀な脳みそではないので外部に自分を移植しておくことにしました。 ただ日記書くだけでは確実に三日坊主になるので、少しでも他人の目を感じられるネット上で日記を書き始めました。 私はネットも文章も初心者なので、読者が得るものは何もないとは思いますが、パノプティコンの監視員としてご協力願います。(どちらかというとシノプティコンでしょうか?) 

ドローン実技試験

 最近試験続きでもう疲れてきました。毎月何かしらの試験を受けてる気がします。まぁ、もはや受験は趣味なので、受け続ける自分が良くないんですが。

 しかし、実技試験というのを久々に受けまして、こんなにも緊張するものかと面食らいました。確か実技試験なんて4年くらい前に取った普通二輪以来ですよ。自分は結構緊張しいであるという事を手足が震えるたびに思い出します。

 普段自分は緊張とは無縁だと舐めくさって生きてるんですが、やはり本物の緊張に当てられると手も震える、足も震える、何なら声も震えるし、全身が強張って疲れちまいますね。自分は緊張する人間であるという事を自覚してこれからの人生に臨みたいものです。

 

 さて、ドローンの実技試験をやってきました。所要時間は机上試験を除いて40分ほど。人によっては30分で終わる人もいるらしいです。

 ドローン識者、または資格識者の方でない限り試験内容はよく知らないと思いますので、簡単に説明してみようと思います。

 無人航空機操縦技能証明の実技試験は原点方式です。持ち点100を与えられ、それが70点(2等の場合。1等は80点。)を下回った場合、容赦なく死が訪れます。

 試験の流れはおおまかに以下の通り。

①机上試験

口述試験

③実技試験

口述試験

 

・①机上試験

 机上試験とは、例として提示される飛行計画を参照して、全4問の問題に解答します。(4択問題)飛行計画には地図や飛行条件などが記載されていて、たとえば「この飛行計画のカテゴリーはどれか?」という問題に対して、建物の点検・昼間・目視内・機体重量350g・最大高度100m・地図上ではDID上空という条件が与えられて入れば、選択肢から「カテゴリーⅡA」を選択して回答します。配点は1問5点。ここを仮に全問落としてしまうと残りの持ち点は(2等の場合)10点になってしまいます。こうなってしまってはおしまいです。早々にあきらめて、試験時間は練習時間として有効に活用する方向へ考え方を変えた方がいいでしょう。

 

・②口述試験

 口述試験は試験官の質問に口頭で答える。また、用意された点検表に準じて機体・プロポ(プロポーショナルコントローラの略)の点検を行う試験です。飛行前の質問コーナーは5つの事項を確認します。

1,飛行空域およびその周辺に異常はないか

2,航空法に違反していないか

3,必要な許可書・承認書・技能証明書を携帯しているか

4,操縦者の体調は良好か

5,天気はよいか

 これについては試験官に続いて復唱するだけなので減点されようがありません。自信をもって答えられる試験です。要はオウム返しでOKなので気は楽でした。ただ一つでも漏れがあれば5点マイナスです。

 飛行前点検は正直練習が必要であると感じます。まあ簡単な作業ではあるのですが不備や抜けがあってはならないので神経は使います。項目に沿って行うといっても詳細な点検箇所まで記入されているわけではないので、点検の流れは頭の中に入れておかねばならぬと思います。もちろん今後のためにも。

 飛行前点検が終了したならば、続いて作動試験です。実際にプロポと機体の電源を入れて離陸し、各舵の効き具合や機体の挙動を確認します。僕はこの時飛行前の周辺確認を怠った気がします。マイナス5点(多分)。問題がなければ一度着陸し、実技試験へ移ります。早い人では、この時点で不合格が決定している可能性があります。怖いですね。

 

・③実技試験

 名の通り、実技試験です。ドローンを飛行させてその操縦技能を審査されます。2等の場合、スクエア飛行と8の字飛行はGNSS(global navigation satellite system)を使用して行います。しかも屋内可。優しい。でも簡単ではありません。初学者の場合、GNSS使用とはいえ、ドローンをその場にとどめておくことですらとても難しいことなのです。そりゃそうですよね。だってドローン浮いてるんだもの。加えて、機体の向きが変われば舵を切るべき方向が直観的に判断しづらくなります(対面では前後はともかく、左右が逆だったり。)。この辺は訓練でどこまで仕上げることができたかにかかっています。実技試験は試験官から指示を受けたコースを飛行します。その際に、勝手に移動したり、指示を復唱せずに操作を行うと原点です。指示を受けたら復唱し、指示通りに飛行しましょう。コースからの逸脱はその程度によって減点か1発不合格かのペナルティが与えられます。

 2等の実技試験は以下の3項目です。

・スクエア飛行  ・8の字飛行  ・異常時対応

 

 スクエア飛行は文字通り四角形のコースを飛行する試験です。長方形のコースの中心から離陸し、3.5m上昇します。そしてまずは5秒のホバリング。5秒経過したら試験官の指示通りに、操縦者に対して左右方向に長辺である長方形のコースを飛行します。操縦者の位置は、一番近い長辺の中点から約5mほど離れた場所で、離陸地点は長方形の中心です。慎重にスピードが出ないように操作すれば直線的な操作なのでさほど難しくはありませんでした。対面と横向きの操舵方向がしっかり身についていれば大丈夫っぽいです。

 

 個人的に一番の難関と思うのはは8の字ですね、やはり。複合的な操舵が必要になり、動きが直線でなくなるので。スクエア飛行は正直、どの舵でどの動きが制御できるかということと深視力が育っていれば、まっすぐ飛ばすだけなのでそこまで難しいとは思えません。前進操作を入れながら回転操作を行い、加えて円の内側へ横移動をかけて航路のふくらみを抑える必要があります。これを2周。初学者に毛が生えただけの存在である僕にとっては地獄です。今後も要練習です。まあ試験に受かろうとだけ思えば、ひし形に飛んでも減点ラインに引っ掛かりません。試験までに8の字が完成していない場合ダブルひし形飛行でも試験はパスできるようです。(同日受験の方はひし形で合格してました。)多少原点はあるでしょうが、ほかでカバーできれば合格はできるのです。ちなみに僕はちっぽけなプライドのために円形の8の字でチャレンジしましたが、見事コースを逸脱しました。哀れだね。

 

 異常時対応はGNSSを切り、ATTIと呼ばれるモードで操作します。ATTIとは、、、、、、詳しい説明は省きますが、要はGNSSやビジョンセンサーのような飛行位置維持機能を切り、手動で機体を制御する操縦方式です。横風や、自機の発生させた気流の影響を大きく受けます。GNSSを使用したPモードと比べてより繊細な操作が要求されるモードです。ATTIでのホバリングは操作が多くなりますが、Pモードと操作自体は変わりません。1年半前のJUIDA講習の時にはすべてATTIで講習を行っていたので、屋内でホバリングや直線的な操作ならお手の物です。この試験はATTIで機体を扱えるかを問う試験なので機体の操作制度が上がれば余裕でクリアできるでしょう。

 

・④口述試験

 2つ目の口述試験は飛行後点検と、事故・重大インシデントの内容、事故発生時の対応について問われます。飛行後点検は飛行前点検と同様に、チェックリストに沿って行います。漏れがなければOK。多分大丈夫。

 それが終わると事故・重大インシデントについて質問されます。無人航空機における事故とは

1、航空機との接触・衝突

2、第三者の死傷(重症以上)

3、第三者物件との接触

重大インシデント

1、航空機との接触・衝突の恐れがあったと認めた事態

2、第三者の負傷

3、飛行中に操縦不能に陥った事態

4、飛行中にドローンが発火する事態

これらが指定されており、それらを口頭で答えるように求められます。これは覚えましょう。

 事故発生時の対応は試験官が事故概要をいうので、それについての対応手順を口頭で答えます。これについても教本に書いてあるので、それを参考に常識的な対応方法を答えましょう。(負傷者がいれば救急車を呼ぶなど)

 

 ここまでで試験終了です。疲れました。疲れた疲れた。僕は1番打者だったのであとは他の人の試験終了を待つだけです。皆さんめっちゃ緊張してました。面白かったです。

 

 今日受けたのは基本の技能試験ですが、私には来月、夜間飛行と目次外飛行の技能試験が待っています。はぁ、またこれやんのか。ものを空へ飛ばすことってとても大変ですね。責任感を胸に刻み、来月に向けて勉強を進めようと思います。

 

 

 ちなみに今日の試験は合格でした^-^

 点数は非公開らしく、どのくらいギリギリだったのかわからないのはもやもやしますが、まあ合格は合格。今日は帰って寝ましょう。

 

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