4月9日
じっとりした天気で、あまりテンションは上がらない。
特筆すべき出来事も無し。
少し天気が悪いだけの平凡な日常だったというわけだ。
似て非なるもの
世の中には「似て非なるもの」にあふれている。
ツバメ
例えば、おとといの日記「ツバメとスタバ」にて言及した、ツバメとアマツバメについてもその一つである。
ツバメはシジュウカラ・メジロなどのいわゆる小鳥たちやカラスと同じスズメ目、アマツバメが属するアマツバメ目はヨタカ目と近い鳥である。
※スズメ目に分類されている種は鳥綱の半分以上。つまり、その辺で見かける鳥についてよく知らない種類でも「あれは雀の仲間だよ。」と言えば確率の上では半分以上正解になるということになる。
※スズメ目に対してアマツバメ目は小規模なグループで印象は薄いが、有名どころの鳥でいえばハチドリがアマツバメ目に含まれる。アマツバメは「最も空に適応した鳥」ともいわれるとても飛行上手な鳥で、鳥類最速種の一角である。アマツバメの英語名はswift、こちらの名前の方が多くの人に知られていそうですね。
プロペラとローター
昨日の日記に書こうとしていた話題である。
プロペラとローターはいずれも航空機に搭載されている部品の一つであり、エンジンで生み出した動力を空気中に伝えて推力ないしは揚力を生み出す板上の物体であるという点で似ていると言え、時に両者は混同されるように思う。
プロペラとは根元から先端にかけて大きなねじりが加えられており、空気中を回転すると自動的に一定の割合で空気の圧縮が起こる形状のものである。
機体の進行方向に対して垂直に設置され、主に推力を生み出す。
扇風機の羽や、風呂をかき混ぜるプラスチックの棒をイメージしてもらえばよい。
プロペラは動力船の推進用にも広く用いられていることもあってか「ローター」より言葉として認知度が高いようで、ヘリコプターの回転翼をそう呼ぶ人も多いのではなかろうか。
対してローターはヘリコプターの回転翼に用いられるねじり角の小さいもので、そのピッチを変更することによって空気の圧縮比率を変更できるものである。
ピッチとは翼の断面と進む方向とのなす角で、たとえば包丁を翼、食材を空気に見立てるとニンジンを輪切りにしようとしたときのピッチが0度であり、ニンニクを潰すときのピッチが90度である。
ローターは機体の進行方向に対して水平に設置され、揚力と推力を生み出している。
ヘリコプターは各ローターと接続されたスワッシュプレートという部品を上下する、もしくは傾けることによってローターのピッチを変更し、揚力や機体の傾きを変更しながら飛行している。
この構造が非常に精密かつややこしいものであるらしく、ヘリコプターは「機械仕掛けの神」などと呼ばれることもあるのだとか。
固定ピッチのプロペラは圧縮比率が一定であるためエンジンの回転数によってその出力を調整するが、ローターの場合は違う。
ローターは可変ピッチであり一回転あたりの圧縮比率を変更することができるので、エンジンの回転数を変更せずともピッチ角を変更すれば出力を調整することができるのだ。
つまり、車両におけるギアに近い効果をローターは持っている。
※もちろん可変ピッチのプロペラも存在する。
おまけ
先日の話、同居人がゲームをしながらローターのことをプロペラと呼んでいたのをみて、思わず僕はこれとほぼ同じことを同居人に語った。
しかし、求めていない蘊蓄はストレスの素なのである。
そんなくそどうでもいい指摘によって、ゲーム体験を汚さないでほしいとのお怒りをいただいた。
もっともである。
専門家でもないただの空オタクの、くそどうでもいい戯言によって淀みないゲームの楽しみが中断されてしまったのだから。
僕の語りは同居人から見れば、ちょっとしたことで難癖をつける嫌な姑みたいな行動でしかないのだ。
うるせぇ人間にはなりたくない。
そう思って生きているものの、うまくはいかないものである。
おなかを壊した
寝違えが良くなってきたかと思っていたら、今度は完全に腹具合が崩壊した。
少なくとも2カ月に1回はおなかの具合が悪くなっているような気がするが、僕の生活習慣はそんなに良くないのだろうか?
思い返せば昔からお腹は弱かった。
中学校の卒業式の日にピンポイントでおなかを壊し、今にも飛び出ようとする下痢との闘いが熾烈を極めたため、正直式どころではなかったことを思い出す。
あの地獄はもう味わいたくないな。
corvuscorax