4月10日
あっという間に4月も中旬に入り、早くもゴールデンウィークが見えてきているような気がする。
とりわけ友人が多いわけではないが、そろそろ僕もめぼしい人間との約束事を取り付け始めねばならないのかもしれない。
はてなブログ内を巡ってみても「入学式が終わった」とか、その手の話題も一通り落ち着いたように見える。
道端の桜も散り始めて、新年度もひとまず一段落といった雰囲気が漂いつつあるのではなかろうか。
桜
桜と言えば、僕の借りている駐車場の裏手にでっかい桜の木が生えていて、その桜が散るこの時期はフロントガラスに桜の花びらが積もる。
雨など降ろうものなら最悪で、サイドウインドウやミラーにも花びらが付着してしまう。その場合は発車前に数分間、車表面の清掃をせねばならない。
桜は確かにきれいなのだが、散った花びらに毎年苦しめられていると正直穏やかではない気持ちになる。
何事もよい部分しか無いことなどありえないのだ。
散る花びらを清掃せねばならないのは、桜を愛でることに付随する責任のようなものなのかもしれないな。
山道を走って
今日の夕方、車で道路を走っていた。
山の谷筋に沿って整備された国道だった。
山にトンネル、川に橋
道を作るにはもちろんコストがかかる。資金は勿論なのだが、資金だけ用意すれば道が作れるというものでもあるまい。
道を整備するのに作業員がいなければ山は山のままだし、十分な技術が無ければ使用に適うレベルの物は完成しない。
これほどの道路網を建設するまでに、いったいどれほどの土木技術の蓄積があったのか正確に想像することは容易ではない。
物や人が動かなければ社会は成り立たない。
道は社会の基盤であり、人間が社会的足りうるための条件の一つなのだ。
近年はネットを介した情報のやり取りも価値を生んでいるが、もともと人間が価値を生む行為の定番と言えばやはり生産と移動なのである。
corvuscorax