渡るカラス:壁打ち虚無日記

現代には珍しい?ネット初心者。忘れっぽい自分こそ、日記を書くべきであると思うので始めました。読んでもらったとしてもただ時間が潰れるだけのブログだと思われます。勘弁してください。

渡るカラスなどとのたまっていますが、どちらかというと引きこもっているタイプです。 忘れっぽいというのは本当で、日々消えていく自分自身を現世につなぎ留めておくために日記書いてます。時の流れは恐ろしいもので、気が付いた時には自分の意識だけが時の流れに取り残されていく。いつまでも自分の頭の中に現在の自分を住まわせて置き続けられるほど優秀な脳みそではないので外部に自分を移植しておくことにしました。 ただ日記書くだけでは確実に三日坊主になるので、少しでも他人の目を感じられるネット上で日記を書き始めました。 私はネットも文章も初心者なので、読者が得るものは何もないとは思いますが、パノプティコンの監視員としてご協力願います。(どちらかというとシノプティコンでしょうか?) 

月末は口座残高とのにらめっこ

4月29日

 給料日と支払期日が同時に迫る、恐ろしい時期。それが月末。

 例によって今月もその時期が訪れたわけだが、給与によるほのかな喜びと支出による虚しさで心がかき乱される。

 これは自慢じゃないのだが、僕の貯金額は百の位で四捨五入すると0円になってしまう。

 毎月ギリギリで持ちこたえる(たまに持ちこたえない)自分の口座を見ると、「よくぞ持ちこたえた!」と少し誇らしげな気持ちになる。

 が、ギリギリの生活であることは確かなので何とか是正したいところではある。

 

僕は貯金ができない

 その通り。僕は貯金できない人間である。

 この二十数年間で僕が貯金した最高額はおそらく3年前の5万円だ。現在に至っては先述の通り、ひどい有様である。

 物価が上がるこの時代に貯金は不利とは言われているが、それをおいてもさすがに貯金がなさすぎるのではないかと不安ではある。

 

 貯金は生物として、かなり高度な営みであると思う。

 まず前提として、貯金を行おうとするためには金を持つことが自身の生存にとって有利な環境であることが必要である。

 その環境とは政治経済に代表されるような人間自身が作り上げた社会であり、それを機能させることを可能にする社会性がまず前提として備わっている必要がある。

 そしてこの先も貨幣制度は失われず、金を持つことが生存にとって有利である状況が少なくとも自分や数代先の子孫が生きているうちは続くということを理解する必要があるのである。

 これは人間という種全体がそれなりの知性を持たねば成り立たないものであり、貯金を行う前提である社会制度という仕組みを作り出したことそのものが、ヒトという種が生み出した高度な営みであると言える。

 

 その上で人間の貯金能力には差がある。僕のようにまるっきり貯金ができないタイプの人間もいるし、しっかり貯金ができるタイプの人間ももちろんいるのだろう。

 貯金することは生きる理由を未来に置くということだと言える。現在の価値に重きを置きすぎてしまうと貯金などできないのだ。

 正直僕は将来設計など一ミリもしていない。

 あいにく僕は計画が苦手なもので「何年後にあれして、これして、これもしなきゃな」と考えることが苦痛で仕方ない。そもそも、1か月の資金計画を立てられない時点で年単位の計画を立てようなど土台無理な話で、仮に思い立ってその計画を立てたとしてもうまくいかずに破綻することは目に見えているのである。

 まずは1日の予定を立てて、それを実行できるようになる。それができて初めて、月単位の計画を立てられるようになるというものだろう。

 貯金するためには人間としてのレベル上げが必要なのである。

 僕に貯金はまだ早い。

 

corvuscorax