昨日、日帰りで名古屋まで行ってきたわけですが、高速道路ってなんかいいですよねぇ。速くて、でっかくて、人々の役に立ってて。道路というありふれたものの中でも上級に位置しているという感覚も、なんとなくかっこよく感じるものです。看板も緑だし。
ただ、それだけか?有用なでっかいものってだけの良さか?高速道路って。
話は変わりますが、私は名古屋を訪れた際に必ず訪れる場所があります。
熱田神宮です。名古屋にあるでっかい神社で草薙の剣を祭っているらしく、刀剣のコンテンツを支持している方々から近年人気があるという風の噂も聞きますね。
私は特に信心深いわけではないのですが、あの一種の完成された空間。何かを感じ取るために整えられた場のようなものは、信仰とかそういう心の準備のようなものを貫通して何らかの精神的影響を及ぼしてくるという風に感じざるを得ない。いわゆるパワースポットってやつはこういうものかと5年前に初めてここを訪れた時に思ったものです。それ以来、名古屋に来た際には、その恐怖感に近い何かを感ずるべくここを訪れるというわけです。
というのは、まあ、嘘ではないのですが。本当はもう一つ理由があります。
鳥です。
熱田神宮には鶏が徘徊しているのです。
3羽以上同時に見たことがないのでおそらく3羽、います普通に。最初は目を疑いました。自動販売機の前で、3羽の鶏が地面をつついて回っていたものですから。鳥好きの私は、もうそれ以来熱田神宮にメロメロ。もはや僕にとってあの鶏たちはアイドルも同然。握手会ってこうゆう気分なのでしょうか?幸せですね。
もちろん今回もお邪魔しました。なんせ試験会場が熱田神宮から徒歩10分ほどの場所でしたから。行かないわけにはまいりません。
試験が終了したのは午後4時過ぎ。ああ、結構遅くなってしまった。鶏ちゃんたちまだ起きてるだろうか?速足で神宮へ向かいます。
秋分も過ぎ、一日の半分は夜の時期に突入しました。あたりはすでに薄暗い。熱田神宮の濃い林冠がより暗さを増幅し、境内は宵闇に包まれていました。お参りを済ませ、境内をくまなく捜索します。右っ側の側道みたいなところ、いない。入口付近左側のなんか別の神社みたいな床の広場、いない。船のオブジェみたいなやつがある池の近くの休憩所、いない。いない。はぁ。初めての敗北です。熱田神宮にきて鶏に会えない日がこようとは……
ベンチに座り、まだまだ元気に活動しているカラス観察に切り替えて心の傷をいやします。カラスは優しいなぁ。
カラスといえば、5時過ぎに栄にも行ったんですけど。
名古屋の街中。カラス多くない?
いや、僕的にはとてもうれしいんだけども。いいのか?それで。
どの路地に入ってもカラスの鳴き声が聞こえてくる。というか各路地に2,3羽は絶対にとまってる。ビルの上にもとまってる。なぜ、名古屋ではゴミ出しの時間が夕方なのか?それとも鶏たちに会えなかったショックによる勘違い?次名古屋に来たときはこの辺のカラスたちもよく観察してみようかしら?
名古屋で鳥といえば蟹江インターの鷺も見たいですね。再訪が楽しみです。
corvuscorax
これは熱田神宮伝馬町の駅にいたカラス。月も見えてたので一緒に撮りました。
その鶏さん。以前来た時に撮影。
同上。水を飲んでてかわいい。
ちなみに猫もいた。