渡るカラス:壁打ち虚無日記

現代には珍しい?ネット初心者。忘れっぽい自分こそ、日記を書くべきであると思うので始めました。読んでもらったとしてもただ時間が潰れるだけのブログだと思われます。勘弁してください。

渡るカラスなどとのたまっていますが、どちらかというと引きこもっているタイプです。 忘れっぽいというのは本当で、日々消えていく自分自身を現世につなぎ留めておくために日記書いてます。時の流れは恐ろしいもので、気が付いた時には自分の意識だけが時の流れに取り残されていく。いつまでも自分の頭の中に現在の自分を住まわせて置き続けられるほど優秀な脳みそではないので外部に自分を移植しておくことにしました。 ただ日記書くだけでは確実に三日坊主になるので、少しでも他人の目を感じられるネット上で日記を書き始めました。 私はネットも文章も初心者なので、読者が得るものは何もないとは思いますが、パノプティコンの監視員としてご協力願います。(どちらかというとシノプティコンでしょうか?) 

千葉に来た 山武市

 実家の母に連れられて(運転は私が立候補)千葉県山武市のペット連向け貸別荘にやってきた。「日本海溝地震起きたら死ぬなぁ」なんて思いながら2時間半運転して到着。母は何回か来てるらしく、手慣れた様子でチェックインを済ましてきた。2LDKの一戸建てで、テニスコートくらいの広さの庭(ドッグラン)がついている、私の目からは十分豪華に見える設備だ。正直とても良い。あまり自分で旅行に行かない性格であるため、こうして連れ出してもらえることはありがたいことだなと思った。

 

 さて、犬どもも一通り走り回って寝息を立て始めた。じゃあここいらで僕は明々後日に迫った、ドローン国家資格の学科試験に向けて勉強でもしようかと思いバックの中を確認したところ教本がない。

 あーあ。忘れたわ家に。別にいいし、忘れ物なんてしょっちゅうだから。何ならEラーニングもあるし。

 このブログの一言コメント?にも書いた通り僕は忘れ物が多い。備忘録として、スティグマとしてここに少し書いておこう。

 

その一 高校の入学式でYシャツを忘れる。

 

 これあり得ます?僕はあり得ないと思います。入学式にYシャツを着ていかないなんて……常識知らずの恥知らずにもほどがあります。

 一応弁解しておくと、高校は私服登校の自由な校風で、入学式のみ中学時代の制服で参加する必要があるとのことでした。私の中学時代の制服はいわゆる学生用オランダ服で、下にYシャツを着ることになっていた。いやでもね、Yシャツがちっちゃくなってしまっていて、着ても着なくても外見には全く違いがなかったのですよ。実際、入学式直前に親と行った蕎麦屋上着を脱いだ時に初めて判明したほどで親も道中の1時間全く気が付いてなかった。じゃあそれでもいいのでは?いや、やっぱダメだろ。恥を知れ。

 結局その時は高校近くのイオン(旧サティ)で急遽Yシャツを購入し事なきを得たのでした。

 まぁこれは実際忘れ物というよりは常識知らずエピソードですね。

 

その二 友達とごはんを食べに行って財布を忘れる。

 

 財布はほんとによく忘れる。直近では車で町田駅まで行って、友達とハンバーグを食べに行ったときに忘れた。2000円分くらいハンバーグ食べて、食後にバックに手を入れると見慣れた長方形が無い。はぁ、またやったか。その時の落胆はすごかったですね。僕自身への落胆。そのあと紀伊国屋で本買おうと思って、(携帯電話はかろうじて持っていたのでQR決済が使えると思ったらしい)レジでQRを出したらなぜかエラー頻発。(どうやら限度額まで使い込んでいたらしい)本も買えず、とぼとぼとほほと駐車場まで歩いてみると、ああそうだ。駐車場って有料じゃん。頼みのSuicaも残金230円。支払い能力皆無のおしまい人間になり果てた僕も、結局友達に払ってもらってどうにか帰ることができたのでした。A氏ほんとにごめんなさい、あとで返します。

 

その三 家の鍵を玄関に挿したまま実家に帰る。

 

 ほんと最悪です。自分ほど信じられない存在はないなとこの時如実に感じました。まさか自分がここまでとは思っていなかったです。なんで?理由を問うても自分は何も答えてくれません。おしまいの人間としてはもはやこれはネタにするしかないと思って、ほかの人に面白話として話しても、周囲の人々ドン引き。ただでさえ少ない友達をさらに減らすことになってしまいました。皆さんも気を付けてくださいね?人間は家の鍵を挿したまま出かけてしまうことがあるのです。

 思い返してみると、その日はよく晴れた春の日で、所用で実家に帰る予定の日でした。準備を済ませ、鍵を掛けようと鍵穴に鍵を差し込んだところ、背後から聞きなれたびゃーびゃー声。後ろを振り返ると、かわいいかわいいヒヨドリさんがアパートの手すりにとまっておりました。あららまあまあ。お可愛いこと……しばらく観察させていただき、ままあってヒヨドリたちは飛び立っていきました。さて、僕もそろそろ行きますか。エンジンに火を入れて、実家へ出発しましたとさ。

 終わってるねぇ。キーケースごと忘れてったから中には保険証も入ってるし。いやー危なかった。僕は終わってても日本社会の治安は終わっていないですねぇ。感動しました。

 

 こんな感じの毎日を生きていると、もはや忘れ物をしても焦ることが減る。決していいことではない。要は忘れ物に対して不感症なのだ。こうなってしまっては改善しようという内なる矯正は働かない。忘れ物は増えることはあっても減ることがなくなる。皆さんは忘れ物したら強烈に反省と後悔をしていただきたい。じゃないと、恐ろしいことになりますよ。

 

 ちなみに僕はどこかに体をぶつけてしまうことが多い。車はぶつけたことはないのに、身体はあらゆるところにぶつける。多分これは忘れ物が多いことにも関係している。自分自身の実感として、おそらく自分の身体の中で自分の意識の占める割合が実際の身体よりも狭いのだ。自分自身の意識は割と自分の中に引きこもっている。

 

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