4月21日
友達とイオンで映画を見た帰り道、関東地方は雨に見舞われている。先行車の巻き上げる水しぶきは霧のごとく視界を遮り、またその影響か、各地で事故渋滞が発生しているらしい。
都心を通過することをあきらめて圏央道に乗るが、関越ー中央間は相変わらず路面状況が芳しくなく、唐突な陥没による振動に驚きながら運転する。
視界が悪い中、滑りやすい路面に気を配りながらの運転になる為、雨の日は運転すると疲れがたまる。いつもより多めに休憩するか、もしくは運転しないことが最も好ましい選択だろう。
帰路の途中、休憩がてらココスへ入り日記を書く。
映画
まず宣言しておくが、普段僕は映画を観ない。「観る」「観ない」両方の意味で特に理由は無い。
今まで生きてきて映画を見ようと思い立ったことが無かったが、かといってテコでも映画だけは見ないと決意をしているわけでもない。
映画を定期的にみることは文化的で素敵なことだと思ってはいるのだが、その思いだけでは映画館へ足を向けさせるに十分な理由になっていないということなのだろう。
今日観てきたのはコナンだが、果たして劇場版のコナンは映画なのかという疑問もある。何をもって映画と呼ぶのか、僕はそれを知らない。
映画館で上映されていればそれは映画なのか?
映画と名乗っていれば映画?
2時間の特番といったい何が違うのか?
映画の基準について勘繰ることがそもそも的外れという説もある。
映画を楽しむ下地が僕にないのは明らかで、ここからどうすれば映画を観ることが出来るようになるのかは見当もつかない。
友達
今日の友達とは、知り合ってからかれこれ10年以上になる。中学2年生が終わった後の春休みに、イオンで知り合った。今日行ってきたイオンと同じイオンである。
当初あちらはあまり関わろうとしてくれなかったが、3年次に学校内でしつこく付きまとった。結果なんとなく話をするようになり、同じ高校に進んだことが決定的となって(僕としては)一番親しい友人のポジションにある。
付きまとうのはいかがなものかという点については考え物だが、結果的に友達になることが出来のでまぁひとまず無罪だろう。(すでに時効という説もある。)
思えば、彼は自分が積極的に友人関係を築こうとした唯一の人間である。
20数年生きてきたが、僕の友人の中で僕とコミュニティ的共通点が無いのは彼だけだ。(中高は同じ学校だが。それだけだ。)
今の僕と仲の良い人間と言えば、たとえば部活が同じだったとか、バイト先の仲間だったとか、何かしらの小規模なコミュニティに属する群れの一員として仲良くなった。
要するに、否が応でも親しくならざるをえなかった人間たちばかりなのである。(決して彼らのことを嫌っているとか親しくなりたくなどなかったというわけではないのだが、やはり個人的にはそこには隔絶がある。)
当時の僕はよほど彼のことが気に入ったのだろう。理由はよくわからないが、実際面白い人間である。
corvuscorax