渡るカラス:壁打ち虚無日記

現代には珍しい?ネット初心者。忘れっぽい自分こそ、日記を書くべきであると思うので始めました。読んでもらったとしてもただ時間が潰れるだけのブログだと思われます。勘弁してください。

渡るカラスなどとのたまっていますが、どちらかというと引きこもっているタイプです。 忘れっぽいというのは本当で、日々消えていく自分自身を現世につなぎ留めておくために日記書いてます。時の流れは恐ろしいもので、気が付いた時には自分の意識だけが時の流れに取り残されていく。いつまでも自分の頭の中に現在の自分を住まわせて置き続けられるほど優秀な脳みそではないので外部に自分を移植しておくことにしました。 ただ日記書くだけでは確実に三日坊主になるので、少しでも他人の目を感じられるネット上で日記を書き始めました。 私はネットも文章も初心者なので、読者が得るものは何もないとは思いますが、パノプティコンの監視員としてご協力願います。(どちらかというとシノプティコンでしょうか?) 

忘れんぼう将軍  サッカー台の変

 昨夜、日記更新後の話。

 

 近所のスーパーで買い物をした。

 家の近くに深夜まで営業しているスーパーがあると非常に便利だ。特に僕のような不規則な生活を送る不精人間にとっては、電気ガス水道通信に次ぐライフラインといっても過言ではない。

 例えば深夜1時、唐突にカレーを作りたくなったとして、もしその材料が足りなくとも買い物に行くことができるのだ。(コンビニも24時間開いてはいるが、ちょっと価格が高すぎる。)

 

買い物に行く

 そんなこんなで、昨日はハンバーグを作ろうと思い立ったが卵がなかったので深夜買い物に出かけたというわけである。

 そのスーパーは徒歩で10分くらいのところにある。道中30°(目測)の急坂があるが、こちとらダイエット中の身。むしろちょうどよい運動になって健康にプラスである。(ほんとのことを言うと、普段だったら車で行くんですが深夜だったため周辺住民に配慮した。)

 8分ほど歩き、角を曲がると店舗が見えてきた。周囲が真っ暗であるがゆえに、店内から煌々と漏れ出る照明の光がやたらとまぶしく見える。街灯の周りを飛び回る虫になったような気分になった。

 入店。

 まずはビタミン源の菜っ葉を物色する。いつも買っている円錐形のレタスもどきをカゴへ入れる。キャベツを買おうと思ったが、あいにく売り切れだった。残念。

 次いで、たんぱく源としてひき肉・豆腐・納豆をかごに入れる。ひき肉をつかんでカゴに入れようとしたとき、その感触によって僕の記憶がよみがえる。

「あ、そうだ。そういえばすっかり忘れていたが今日はハンバーグを作るつもりで買い物に来たのであった。牛乳と卵を忘れるところだった。危ない危ない。」

 危ない。これが僕である。せっかく買い物に行っても目的のものを買うことを忘れてしまうことも多い。少し前にも破れた一万円札を銀行に交換しに行こうとしてそのお札を忘れていった例がある。

 忘れ物については大きな悩みの種だ。メモを用意するなど自分なりに工夫もしているのだが、メモを用意したところでメモの存在を忘れてしまうのだから救いようがない。

 

 とにかく、必要なものはすべてカゴに入れた。会計に向かい支払いを済ませる。

 大き目のリュックを背負ってきたので、袋は購入せずリュックに食材を詰めて持ち帰る。牛乳など硬いものを下に入れ、上に野菜など潰れやすいものを仕舞う。

 よし。入った。結構重くなったなぁ。個人的にはあまりリュックが好きではないのですが、やはり重量に対する持ち運びの容易度は手提げバッグの比ではないので文句は言えない。

 退店。帰路に就く。

 ここ数日めっきり夜は寒くなった。先週は「12月のアイデンティティの危機」とか言ってたけど、しっかり寒くなるんですね。安心したような残念なような。

 ちなみに先述の急坂は帰りが登り道だ。行きは足取り軽やかだが、帰りは重量物を背負っての行軍である。

 ここに住み始めて1年以上経つが、いまだにここを登るときに息切れを避けることができない。不審者に間違われやすいので息切れは避けたいところなのですが、こればかりはいたしかたありません。

 帰宅。冷蔵庫に食材をしまう。

 うん。これで数日は買い物に行かなくて済みそうである。満足満足。

 

終了している人間

 ここからが本番である。

 いざハンバーグを作ろうと思ったら、卵がない。

「いやいや、さっき買ってきたばっかりじゃないか?」

 確かに先ほど購入したはずだ。レシートにも「卵 340円」と印字されている。冷蔵庫内を検め、キッチン中を捜索し、リュックをひっくり返してみたが、やはりどこにもない。

 無い。卵が無い。やはり無い。

 

 思い返してみれば、会計後サッカー台で商品をリュックにしまっているとき「卵は割れやすいから一番最後だな。」と一度カゴから取り出して台の上に置いた気がする。

 その後あれこれ食材を詰めている間に「卵を台に置いた」という短期記憶が消滅し、カゴの中身が空になったことに満足した僕は陽気な鼻歌と共にそのまま店外へ出て行ったということなのだろう。

 それ以外に説明がつかない。

 いよいよやばいな、僕。

 

お題は?

 まさかこんなポンコツエピソードが発生するとは思わず、本日もお題未消化のまま終わりを迎えた。

 このままだとあれよあれよという間に金曜日を迎え、お題を逃すことになる。すると僕は「あ、お題のがしちったー☆失敗失敗☆彡」などとのたまい、のうのうと次週のお題に切り替えるのだ。

 

 そうはなるまい。

 明日こそはお題にのぞみます。

 

corvuscorax