6月18日
日記を書くのも久々になってしまった。
こう日が開いてしまうとなんとなく気まずくなってしまって、どの面下げて日記を書けばいいのかわからなくなるような気がしてしまう。
しかしそんなのを気にしていたって仕方がない。僕はそもそも大した人間ではないのだから、この程度のサボりなど気にせずに堂々としているべきなのである。
久々に日記を投稿しようとすると、毎日投稿しているときに比べてどうしても肩に力が入ってしまう。
痩せこけた責任感がサボった分を少しでも取り戻そうとしているのだろうか?
こうなると一文一文書き進めることの疲労感が大きくなって、ますます日記を書くことが億劫になってくる。負のスパイラルだ。
今日も正直筆は進まない。
調子のいい日にはあっという間に駄文が積みあがっていくのだが、調子が悪い日は書いては消し書いては消し。それでもいつも以上に前後の繋がりが無い文章になってしまってなんか落ち込む。
別に自分は作文がうまいと思ったことはないけれど、だとしても、自分で読み返してみても読みずらい文を書いてしまったときはなぜか落ち込む。
何気なしに部屋をパトロールすると、加湿器が給水ランプを点滅させていた。
今日は寒かったな。日中の町田は結構強めの雨が降ってて、車のワイパーが全力稼働している様子を久々に見ることが出来た。その音を聞いて呼び起された子供のころの記憶がある。
山奥の田舎出身の僕は習い事に行くときに毎回親の車で送迎してもらっていた。雨の日の下校はただでさえ不快であるのに、その上この雨の中ピアノのレッスンに行けと車に乗せられれば当然不快は解消されない。嫌なことが記憶に残りやすいのは生き物として当然であり、またその嫌なことを感じているときに同時に観測された状況も記憶によく残るものである。
晴れの日に送り迎えしてもらった記憶はあまり残っていないが、雨の日の送迎で車内に響く親の車のワイパーの音は僕の頭にしつこく残り続けている。
夕方ゲームをしていたのだが、なんか飽きてしまった。じゃあ動画でも見るかと思ってアイパッドを持ったが、これもまたすぐに飽きてしまった。じゃあ今日は本かといえばそうでも内容で、ペラペラページを捲っただけで内容は頭に入ってこなかった。
じゃあいっそのこと寝るかと横になったが、漠然とした不安が襲ってきて、何かせねばという焦燥感に駆り立てられてしまう。
ゲームもダメ、本もダメ、寝るのもダメ。出かけてみようかと思ったが、酒を入れてしまったので今日はもう車を運転できないし、そもそも僕の所持金は252円だ。外に出たところで何もできない。
どうしようかな。
corvuscorax